時分割立体視の成立条件

• 磯野 春雄

  NHK放送技術研究所

• 安田 稔

  NHK放送技術研究所

書誌事項

タイトル別名

• Conditions providing for field-sequential stereoscopic vision.
• ジブンカツ リッタイシ ノ セイリツ ジョウケン

抄録

従来の時分割立体テレビ方式の問題点であるプリッカの発生や垂直解像度の低下などを解決したブリッカレス120Hz時分割立体テレビ装置を試作し, この装置を用いて, これまで不明確であった時分割立体視の成立条件を検討した.実験には, 水平方向ばかりでなく垂直方向にも両眼視差を与えたランダムドットおよび方形パターンを対象に, 立体視可能な融合範囲を測定した.その結果, 時分割120Hz方式の融合範囲は, 水平方向視角40分以内, 垂直方向5-7分以内となり, 従来の60Hz方式や赤一緑メガネを用いるアナグリフ方式よりも融合範囲が広く, 立体視しやすいことがわかった.また, 時分割立体視に必要なシャッタ周波数や時分割提示条件でのプリッカ知覚についても検討した.

収録刊行物

• テレビジョン学会誌

  テレビジョン学会誌 41 (6), 549-555, 1987

  一般社団法人 映像情報メディア学会

キーワード

• General Engineering

詳細情報

• CRID: 1390001205066712448
• NII論文ID: 110003701471
• NII書誌ID: AN00151466
• DOI: 10.3169/itej1978.41.549
• ISSN: 18849652
• ISSN: 03866831
• NDL書誌ID: 3131151
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I3131151
• Web Site: http://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1978/41/6/41_6_549/_pdf
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可