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- 関口 龍郎
- 東京大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Practical Pointer Analysis for C Language.
- C ゲンゴ ノ タメ ノ ゲンジツテキ ナ ポインタ カイセキ
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抄録
本論文の目的は数万行から十数万行の現実的なC言語のアプリケーションに適用することを目指したポインタ解析のアルゴリズムを記述することにある.本論文ではポインタ解析のアルゴリズムを抽象解釈として定式化し,C言語のプログラムを仮想実行することで解析を行う.本アルゴリズムのメモリ領域の抽象化方式は既存の多項式時間アルゴリズムのポインタ解析の中で最も精度が良いものである.本アルゴリズムの有効性を示すためにポインタ解析を利用した動的チェックの除去アルゴリズムをFail-Safe Cコンパイラに適用し,SPECCPU 2000ベンチマークを対象に実験を行ったところ2割~7割の動的チェックを除去し,実行時間は1割~4割向上することが分かった.
収録刊行物
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- コンピュータ ソフトウェア
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コンピュータ ソフトウェア 21 (6), 456-471, 2004
日本ソフトウェア科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204737282048
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- NII論文ID
- 10014951139
- 110003744157
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- NII書誌ID
- AN10075819
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- NDL書誌ID
- 7165990
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- ISSN
- 02896540
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可