2204 クリティカル・チェインと箱根駅伝 : リレーランナーの役割

書誌事項

タイトル別名
  • Critical Chain and Hakone Ekiden : The role of Relay Runner

この論文をさがす

抄録

プロジェクトマネジメントの技術としては, C.P.M手法とC.C.M(クリティカル・チェイン)手法がある。最近米国で顕著な実績を上げ、日本でも注目を浴び始めたクリティカル・チェイン手法によるTOCプロジェクトマネジメントは、従来のC.P.M手法に基づくプロジェクトマネジメントと比較し、幾つかの際立った特徴を持っている。一方、「駅伝」は日本で誕生し育った今やワールドワイドなスポーツである。その中でも、いまや日本の正月の風物詩となったと言える「箱根駅伝」は、関東学生陸上競技連盟加盟の各大学が、1年がかりでその頂点に立つことを目標とする一大プロジェクトである。「駅伝」をプロジェクトとみなした時、その特徴はC.C.M手法のもつ特性の物差しを当ててみると多く共通の要素が見られる。C.C.M手法においては、各タスクを担当するリソースは"リレーランナー"と呼ばれ、幾つかの役割を持つ。他方「駅伝」において各区間を走る走者は、区間というタスクを担当する"リレーランナー"である。本論においては、駅伝における"リレーランナー"として役割に焦点を当てその特性を明らかにする。又、"リレーランナー"をマネージするプロジェクト・マネジャーや、リソース・マネジャーの役割にも言及する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1570291227444253312
  • NII論文ID
    110003744986
  • NII書誌ID
    AA12006054
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ