Far-lateral typeの腰椎椎間板ヘルニアの画像診断と手術法の検討

• 花北 順哉

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 諏訪 英行

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 塩川 和彦

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 齋木 雅章

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 織田 雅

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 梶原 基弘

  静岡県立総合病院脳神経外科

• 佐藤 宰

  静岡県立総合病院脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Radiological Examinations and Surgical Approaches for Farlateral Lumbar Disc Herniation

抄録

いわゆる外側型腰椎椎間板ヘルニアの画像診断と手術法につき検討した.1995年5月〜1999年3月までに32症例の外側型ヘルニアが手術された.画像検査法としては, 単純CT scanが診断確定に有効であった症例はわずか2例のみであった.17例においてはMRlにて診断が確定された.MRIにおいては通常の矢状断, 水平断のみでなく前額断撮像も加えるべきであると考えられた。13例においては椎間板造影やその後のCT scanが行われ。8例においては神経根造影, CT scanが行われた.外側型ヘルニアの診断に際しては, 十分な検査と慎重な読影が必須であった.手術法としては, 正中到達法が19例で行われ, 外側到違法が13例で行われた.正中到達法では術中のオリエンテーションは容易であるが, 椎間関節問部を術中に破壊する操作を伴うために, 推体国定への配慮が必要であった.外側到達法では術中のオリエンテーションは困難であるが, 術後の脊柱不安定性が生じることは稀と考えられた.外側型腰椎椎間板ヘルニアにおける画像診断と手術法におけるポイントにつき論じた.

収録刊行物

• Japanese Journal of Neurosurgery

  Japanese Journal of Neurosurgery 10 (10), 647-653, 2001

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• lumbar disc hernition
• far-lateral type
• diagnosis
• operation

詳細情報

• CRID: 1390282679382863488
• NII論文ID: 110003812294
• NII書誌ID: AN10380506
• DOI: 10.7887/jcns.10.647
• ISSN: 21873100
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/10/10/10_KJ00002978248/_pdf
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2002064826
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可