急速な縮小をみた重症急性硬膜下血腫の超高齢者の1例

• 木村 英仁

  公立豊岡病院脳神経外科

• 野垣 秀和

  公立豊岡病院脳神経外科

• 澤 英樹

  公立豊岡病院脳神経外科

• 玉木 紀彦

  神戸大学医学部脳神経外科

書誌事項

タイトル別名

• Rapid Spontaneous Resolution of a Severe Acute Subdural Hematoma in an Elderly Woman:A Case Report

抄録

受傷急性期に急速に縮小した重症急性硬膜下血腫の超高齢者例を経験した.症例は88歳, 女性で, 初回CTにてCT上厚さ約3cmの急性硬膜下血腫と著明なmass effectを認めたが, 翌日のCTにて血腫の急速な縮小とmass effectの改善が認められた.その機序として受傷時, クモ膜の断裂により血腫と髄液が混じり合い, 時間の経過とともに血腫と髄液が分離され, 髄液の流出, 吸収が生じたためと考えられた.

収録刊行物

• 脳神経外科ジャーナル = Japanese journal of neurosurgery

  脳神経外科ジャーナル = Japanese journal of neurosurgery 9 (8), 561-564, 2000-08-20

  日本脳神経外科コングレス

キーワード

• acute subdural hematoma
• rapid resolution
• CT

詳細情報

• CRID: 1570854177458435840
• NII論文ID: 110003813642
• NII書誌ID: AN10380506
• ISSN: 0917950X
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2001008204
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles