浄法寺産漆液塗膜強度の解明 : 地域の文化に根ざした伝統的技術・技法のデザイン活用・展開に関する調査研究(1)

書誌事項

タイトル別名
  • Clarification of Strength of the Lacquer Film of Lacquer Sap produced in Johoji : A Study on the Practical Use of a Design to the Traditional Technology and Skill that came from Local Culture (1)

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抄録

浄法寺漆器の復興にあたっては、地元で採取される漆液を活用することが大きな前提条件となっていた。しかしながら、当該地域の人びとのあいたでは、漆を塗布する技術はもちろんのこと、漆液の加工技術や地場産漆液の特長・性能に関する客観的な知識が継承されていないのが実情であった。漆器復興にかかわる技術面における最大の課題は、漆器製造技術の修得であり、製造技術については2年かけて、職人を養成することとした。新たに求められる技術は、浄法寺産漆液の性能に対する客観的な評価、浄法寺産漆液自体の加工技術などであり、これらの技術を新たに開発・検討することが必要とされた。本稿は、浄法寺産漆の塗膜強度と中国産漆の塗膜強度の比較試験を行ったものであり、その結果、浄法寺産漆液が高い強度を有することが判明した。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 50 (3), 33-40, 2003

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680388747648
  • NII論文ID
    110003824929
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.50.33
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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