ケンタッキーブルーグラス(Poa pratensis L.)の種子繁殖と放牧家畜の排糞による種子散布 : 1.種子の糞中排出と排出種子の発芽
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Dissemination of Seeds along with Cattle Dung on the Propagation of Kentucky bluegrass (Poapratensis L.). : 1. Recovery and viability of seeds passaged through digestive tract of cattle.
- ケンタッキー ブルーグラス Poa pratensis L ノ シュシ ハンショク ト ホウボク カチク ノ ハイフン ニ ヨル シュシ サンプ 1 シュシ ノ フン チュウ ハイシュツ ト ハイシュツ シュシ ノ ハツガ
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抄録
牛糞による種子散布がケンタッキーブルーグラスの繁殖に及ぼす影響を明らかにするため,牛に経口給与されたケンタッキーブルーグラス種子の回収率およびその発芽率を他のイネ料牧草との比較で検討した。さらに,ケンタッキーブルーグラスが優占する放牧草地(草地試験場山地支場)において,糞中種子の種類およびその粒数の季節的な変化を調査した。ケンタッキーブルーグラス,オーチャードグラス,ベレニアルライグラスの種子を体重260-273kgの黒毛和種育成牛に経口給与すると,草種に関係なく,種子は給与後24-48時間に最も多く排出され,72時間までに総排出量の80-90%が排出された。給与種子の回収率は,ケンタッキーブルーグラス>べレニアルライグラス>オーチャードグラスの順に高く,回収された種子の発芽率はケンタッキーブルーグラスが最も高かった。草地試験場山地支場内にあるケンタッキーブルーグラス便占放牧草地では,確認された19草種の内,7草種の種子が翼中から検出され,ケンタッキーブルーグラスの種子が最も多く含まれていた。ケンタッキーブルーグラスの翼中種子は7月上旬から8月中旬にかけて観察され,7月中旬に含有量が最も多かった。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 45 (2), 157-162, 1999
日本草地学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680729837568
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- NII論文ID
- 110003850625
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 4845110
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可