(4)豪州MELBOURUNE港湾事情(2 各航路及び港の紹介)(<特集>船-竣工後〜航海・荷役

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  • 豪州MELBOURUNE港湾事情
  • ゴウシュウ MELBOURUNE コウワン ジジョウ

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抄録

本船は,主に日本の冬季にあたる11月より3月まで,豪州,北米より,食料米を輸送しています。今航海,豪州にて約10,000トンを積み,日本へ輸送する航海に従事しました。本船のD/Wは約24,000トンですが,豪州米を輸送するには,温度管理が出来るHOLDを有することになっている為,積載できる数量が限られてきます。その航海毎に数量は違いますが,平均して10,000トン程度積載し,日本各港(京浜,関西,九州)へ輸送します。荷姿には,ばら,Bag物と様々なものがありますが,豪州米に関しては,30kg袋入りの米49袋を大きなBagに入れるSling Bagと,米1トンを大きなBagに直接入れるFle-Con Bagによって積み込まれ,運ばれてきます。以前は,Sling Bagにて運ばれていましたが,今年度より一部Fle-Con Bagにて運ばれるようになりました。米は,他の穀物と違い,この状態のままで,直接口にしますので,異物混入,発汗による濡れ損を防ぐべく非常に神経を使う貨物です。その為には,入念なる準備が必要となります。

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