乳用雄若令肥育牛の肝膿瘍

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タイトル別名
  • Hepatic Abscess in Fattened Dairy Steers
  • 乳用雄若令肥育牛の肝膿瘍(短報)
  • ニュウヨウ ユウジャクレイ ヒイクギュウ ノ カン ノウヨウ エイブン

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抄録

乳用雄若令肥育牛64頭について検討したところ, 肝膿瘍が18頭(28%)に, 第一胃等の損傷が33頭(51.8%)に認められ, また, 前者の13頭に第一胃等の損傷が観察された. 肝膿瘍牛ではA/Gの減少がみられた. 細菌学的には, 肝膿瘍全例からF. necrophorum phase Aに属する菌が分離され, その菌数は平均106.2/gであった. 本菌のVPI 2891株を抗原とした寒天ゲル内沈降反応では肝膿瘍牛血清のうち14例が陽性を示し, また, 凝集反応では本血清の多くが1:64から1:1024の凝集価を示した.

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