除草剤ベンチオカーブの作用機構

書誌事項

タイトル別名
  • Mode of Action of a Herbicide,Benthiocarb

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抄録

ベンチオカーブのヒル反応阻害力は,クロルIPCと同程度で弱く,who1e plantの光合成にもほとんど影響を示さなかった。また,切断根の呼吸にたいしても影響しなかった。 一方,胚芽除去種子におけるジベレリン誘起α-アミラーゼ生合成にたいして強力な阻害力を示すが,α-アミラーゼそのものの活性には無影響であった。また,ベンチオカーブ自身イネのラミナ・ジョイント伸長にたいしてある程度の阻害を示し,その阻害形式はIAAとの間で拮抗的であった。これらの結果から,ベンチオカーブは,タンパク質生合成過程でオーキシンと拮抗することによって阻害作用を示すことがその作用点のひとつと推定される。

収録刊行物

  • 雑草研究

    雑草研究 12 54-59, 1971

    日本雑草学会

被引用文献 (2)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452223579136
  • NII論文ID
    110003931013
  • NII書誌ID
    AN00097258
  • ISSN
    0372798X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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