ホテイアオイの生態学的研究 : 第1報実生の形態的特性

書誌事項

タイトル別名
  • Ecological Studies of Water Hyacinth, Eichhornia crassipes Solms-Laub / I. A Developmental Study of the Seedlings

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抄録

1)わが国では,ホテfアオイの栄養繁殖は知られているが,種子繁殖の実態ははっきりしていない。そこで,実生個体の形態を観察するとともに,若干の生育環境についても検討した。2)第5葉前後までの葉はぺべ状の細い葉である。その後展開する葉は先端がやや膨れ,第8〜9葉からは,一般に栄養繁殖個体でみられるように,葉柄は膨大して葉身は倒卵形を呈する。3)!0〜15cmの冠水下の土壌面で生育した場合は,葉柄が膨大しはじめる第8〜9葉以後になると,根が腐って水面に浮いて生育する。4)土中に根を下している時はほとんど側根を認めないが,水面に浮くと側根の発生や伸長が旺盛となる。

収録刊行物

  • 雑草研究

    雑草研究 21 (2), 64-68, 1976-09-25

    日本雑草学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572824502269738880
  • NII論文ID
    110003931255
  • NII書誌ID
    AN00097258
  • ISSN
    0372798X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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