書誌事項
- タイトル別名
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- Electrically Evoked Blink Reflex and Auditory Brain Stem Response in Children with Cerebral Palsy
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抄録
脳性麻痺児12例(痙直型両麻痺7例,アテトーゼ型四肢麻痺5例)に対して眼輪筋反射検査(BR検査)および聴性脳幹反応検査(ABR検査)を実施した。痙直型両麻痺は全例,BR・ABR共に正常所見であった。アテトーゼ型四肢麻痺は潜時延長や振幅低下,反応消失などBRの異常を認め,ABRにおいても成分消失や中枢伝導時間(CCT)延長などの異常所見を認めた。BRの出現状況やABR検査所見はその反射弓の活性,あるいは上位中枢との連絡を含む伝導機能を反映しており,BR検査およびABR検査は,理学療法の中で運動機能障害に注目されがちな脳性麻痺児の潜在的な脳幹機能障害の評価という点で,妥当性のある検査であった。
収録刊行物
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- 理学療法学
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理学療法学 22 (4), 153-159, 1995-07-31
日本理学療法士学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390564238024403072
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- NII論文ID
- 110004007952
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- NII書誌ID
- AN10146032
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- ISSN
- 2189602X
- 02893770
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可