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- 阿部 晶子
- 岩手医科大学歯学部予防歯科学講座
書誌事項
- タイトル別名
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- A Cohort Study of Dental Caries Incidence and Related Factors in 2.5-year-old Children
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抄録
岩手県H町に在住する71組の母子を対象として,2歳6ヵ月時におけるう蝕発病要因を明らかにする目的で,児のミュータンスレンサ球菌の検出,母親の唾液中ミュータンスレンサ球菌数,児の育児習慣に関する追跡調査を行った.その結果,2歳6ヵ月時までのう蝕発病は,1歳時および1歳6ヵ月時におけるほ乳瓶による含糖飲料の摂取,毎日の仕上げ磨き,1歳時における大人との食器の共有などの育児習慣と有意な関連を有することが示された.また,ミュータンスレンサ球菌の検出時期と2歳6ヵ月時におけるう蝕有病との関連を分析した結果,歳時からミュータンスレンサ球菌が検出された児は,2歳2ヵ月時に初めてミュータンスレンサ球菌が検出された児に比較して,有意に高いう蝕有病者率を示した.さらに,1歳時におけるほ乳瓶による含糖飲料の摂取が,ミュータンスレンサ球菌の早期検出と関連を有することが認められた.以上の結果から,ミュータンスレンサ球菌の児への早期定着とう蝕発病との関連が明らかになるとともに,シュクロースの存在がミュータンスレンサ球菌の早期定着に影響することが示唆された.
収録刊行物
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- 口腔衛生学会雑誌
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口腔衛生学会雑誌 54 (1), 17-27, 2004
一般社団法人 口腔衛生学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205003129600
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- NII論文ID
- 110004014990
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- NII書誌ID
- AN00081407
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- ISSN
- 21897379
- 00232831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可