テクノスケープ・レトリック論としての単純反復景観に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Landscape with Simply-repeated Forms as Technoscape Rhetoric
  • テクノスケープ レトリックロン ト シテ ノ タンジュン ハンプク ケイカン ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

本研究では, 構築効率や規模の経済を図った部材生産過程などを経るテクノスケ-プにおいて顕著な単純反復の形態の修辞的意義を究明することを目的としている。これを扱った庭園, 日本の伝統的デザイン, 現代芸術の解釈法を手がかりとして, その及ぼす視覚的・意味的効果を明らかにし, さらに具象像・抽象像の規則反復・任意反復について実験を行いその効果を確認した。その結果, 単純反復によって構成要素の記号内容の希薄化, 及び形骸・反復秩序の強調が効果として指摘された。さらにテクノスケープにおいてこの特長が生起する事例をその形成プロセスに着目して総括し, 本レトリック論の景観形成創作論としての発展的可能性を提示した。

収録刊行物

被引用文献 (4)*注記

もっと見る

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ