剪定方法の異なる街路樹に対する住民意識の差異

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タイトル別名
  • A Comparative Study on the Consciousness of Residents to Street Trees with Different Prunning Formula
  • センテイ ホウホウ ノ コトナル ガイロジュ ニ タイスル ジュウミン イシキ ノ サイ

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抄録

街路樹の樹種や大きさなどかほほ同じで勢定方法が異なる2地域を対象とし.周辺住民の街路樹に対する意識についてアンケートを行って比較した。強剪定が行われている街路樹の周辺住民に比べて, 自然成長仕立ての街路樹の周辺住民の方が街路樹の各効果に対する評価が高かった。さらに, 街路樹による落ち葉や歩行の妨げなどの問題に対して「許容できる」との回答比率も, 自然成長仕立ての地域での方が多いという結果が得られた。これらのことから, 過剰な剪定はかえって苦情を増幅し, むしろ適切に枝を伸ばして良好な姿にする方が街路樹の評価を高め, 多少のマイナス面は許容されるようになると考察された。

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