ガレット・エクボの空間理論に対する近代芸術の影響

  • 村上 修一
    京都大学大学院農学研究科環境デザイン学研究室

書誌事項

タイトル別名
  • The Influence of Modern Art upon Spatial Theory of Garrett Eckbo
  • ガレット エクボ ノ クウカン リロン ニ タイスル キンダイ ゲイジュツ ノ エイキョウ

この論文をさがす

抄録

米国のランドスケ-プ・デザイナーガレット・エクボ (1910-2000) の空間理論に対する近代芸術の作用を解明することを目的に, 1937~69年の著作52点を調査して表明される注目対象を抽出し, 理論展開との関係や位置づけを考察した。その結果, 空間理論構築の契機, 基本概念や芸術原理の空間理論への継承や適用, 空間特性の応用による多領域性と連続性の共存する形態創出, 抽象による形態理念の発見や生成というエクボの空間理論に対する近代芸術の作用が明らかとなった。また, 近代芸術の一動向というエクボの理論および実践に対する意識が判明したことを受けて, 近代芸術におけるエクボの空間形態の位置づけを明らかにするための課題を示した。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (87)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ