生態系レベルの生物多様性―評価手法の確立における課題

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  • Biodiversity in Ecosystem Level: Challenges to Establish Evaluation Methods
  • セイタイケイ レベル ノ セイブツ タヨウセイ ヒョウカ シュホウ ノ カクリツ ニ オケル カダイ

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抄録

近年発表された研究にみられる生態系レベルの生物多様性評価モデルの特徴を分析した結果,より信頼性のおける評価モデルを構築するための,4つの課題が明確になった。すなわち,(1) 複数の異なるギルドと,系統的多様性を最大化する種群を生態系の指標として選択する (2) PVA (個体群存続可能性分析) により,個体群絶滅リスクを予測する (3) 生物種の分布パターンと,関連する環境要素のパターンの定量的解析により,生物群集の潜在的生育・生息域を明らかにする (4) 潜在的生育・生息域の環境属性と個体群動態を特徴づけるパラメータの関係を明らかにし,潜在的生育・生息域における生物群集の存続可能性を定量的に予測する,ことである。

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