ステイトとネイション(8)近代国民国家と世界経済の政治経済学  [in Japanese] State and Nation (8)  [in Japanese]

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Abstract

ナショナリズム研究は、ネイションが近代的であるのか自然的であるのかをめぐって分かれてきた。ネイションを生み出すナショナル・アイデンティティーは、一方では近代的であり、ステイトとしての国家と産業的市場社会の産物である。だが、他方、ナショナル・アイデンティティーは神話・価値・象徴・歴史的記憶などからなるシンボル複合体であり、それゆえに近代社会の中で歴史的に多くの変容・変化を遂げるにもかかわらず、シンボル複合体の伝達可能性と存在拘束性、それが「動かない歴史」と結合して生じる惰性、それが「起源」への遡行と関連することなどから、自然的で本源的であるように意識される。ナショナル・アイデンティティーはそのように両面をもつヤヌスに他ならない。

Journal

  • Economic studies

    Economic studies 54(2), 141-168, 2004-09

    Hokkaido University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110004470456
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00070036
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    04516265
  • NDL Article ID
    7090647
  • NDL Source Classification
    ZD11(経済--経済学)
  • NDL Call No.
    Z3-110
  • Data Source
    NDL  NII-ELS  IR 
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