株価収益率ボラティリティの変動特性に関する実証分析

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タイトル別名
  • Empirical Analysis on Volatility Dynamics of Stock Market Returns
  • カブカ シュウエキリツ ボラティリティ ノ ヘンドウ トクセイ ニ カンスル ジッショウ ブンセキ

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抄録

ポートフォリオ選択あるいはオプション価格評価においては、その原資産である株価過程に対する数理モデルとして幾何ブラウン運動を仮定することが一般的である。この仮定は、株価収益率は正規分布に従い、そのボラティリティは斉時的であることを意味しているが、これまでの実証研究においてはいずれも否定的な見解が示されている。本論文では、日経平均株価収益率の実データを用いてその日時収益率の正規性を再検証する。また、株価収益率の誤差項に積過程を用いることで日時収益率のボラティリティ変動を表現し、正規分布より裾の厚い分布として知られているt分布を当てはめたEGARCHt?モデルが最適な非線形時系列モデルであることを示す。

収録刊行物

  • 經濟學研究

    經濟學研究 54 (3), 67-86, 2004-12-09

    北海道大学大学院経済学研究科

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