複合動詞における語構造分析の試み : 構成要素「たてる」を中心に

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  • フクゴウ ドウシ ニ オケル ゴ コウゾウ ブンセキ ノ ココロミ コウセイ ヨウソ タテル オ チュウシン ニ
  • A Trial of Word Structural Analysis in Compound Verb : Mainly on Constitutional Element "tateru"

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抄録

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動詞連用形は名詞化する場合があり、これは複合動詞語構造の中でも同様である。この名詞化を、本論では品詞分類の形式的な問題ではなく、語構成構造の中で意味的な側面で捕らえる。本論では後項要素「たてる」を中心に分析を試みたが、その結果前項動詞の連用形が「名詞化する」と「名詞化しない」の二つの種類に別れることがわかった。それによって後項動詞「たてる」の意味機能が前項動詞が名詞化する場合には「意味の強調化」、名詞化しない場合には「確立、完成、結果の出現」になる。

紀要類(bulletin)

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収録刊行物

  • 言語科学論集

    言語科学論集 1 99-109, 1997-12-31

    東北大学文学部日本語学科

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