スポーツ選手の心理的コンディションに関する研究 (III) : 高校ホッケー選手について

• 小山, 薫

• 作山, 正美

• 高橋, 一男

• オヤマ, カオル

• サクヤマ, マサミ

• タカハシ, カズオ

• Kaoru, Oyama

• Masami, Sakuyama

• Kazuo, Takahashi

書誌事項

タイトル別名

• スポーツ選手の心理的コンディションに関する研究(3)--高校ホッケー選手について
• スポーツ センシュ ノ シンリテキ コンディション ニ カンスル ケンキュウ 3 コウコウ ホッケー センシュ ニ ツイテ
• A Study on Psychological Condition of Athletes (III) : Senior High School Hockey Players

抄録

type:P(論文)

全国制覇を成し遂げた経験もあり, 常に全国上位を占める岩手県立N高等学校ホッケー部の男女選手にPCIテストを実施調査した結果, 以下のような知見を得た. 1) 総体時において, 男子チームは「一般的活気」, 「技術効力感」, 「闘志」がやや高く, ポジティブな状態にあり, 女子チームは「競技失敗不安」, 「疲労感」が高く, ややネガティブな状態にあった. 2) 総体時のベンチ入り選手と控え選手の比較で, 男子の場合, ベンチ入り選手がポジティブな状態にあった. 女子では顕著な差は認められなかった. 3) 総体時のポジション別比較で, 男子選手及び女子選手ともに, ポジション間で有意差は認められなかった. 4) 新人戦時, 男女チーム間での有意差は認められず, 「競技失敗不安」に共通してやや高い傾向がみられた. また, 男子の場合, 新人戦チームは「疲労感」で総体チームを有意に上回った (p<0.01). 女子は総体チームとほぼ同レベルの心理的状態にあった. 以上, 大会規模, 性別, 技術レベル, ポジションなど, 様々な状況によって, 心理的コンディションに違いがみられることから, チームとしてのメンタルマネージメントを高めていくことが, 今後の課題である.

収録刊行物

• 岩手医科大学教養部研究年報

  岩手医科大学教養部研究年報 39 103-109, 2004-12-31

  盛岡 : 岩手医科大学教養部

詳細情報

• CRID: 1050001338857376640
• NII論文ID: 110004617039
• NII書誌ID: AN00017452
• ISSN: 03854132
• NDL書誌ID: 7467588
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1181/00002334/
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7467588
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles