小学校理科授業におけるグループ学習改善のための基礎的研究--協同的な学習の中での発話と考えの変容に注目して  [in Japanese] I.教育科学系  [in Japanese]

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Abstract

小学校の理科授業では「学習への動機づけや促進」を期待して, グループ学習を取り入れているが, 「多くの教師は器具の不足を補うこと以外に効果を感じない」という調査結果が報告されている。そこで, 協同的な学習の枠組みで授業を行い, グループ内の会話を詳細に記述し分析した結果より, グループ学習改善のための示唆を得ることを目的とした。授業を実施し, 発話を分析したところ「考えの変容を促すきっかけとなった発話」や「全員が学習に参加し, 相互作用を生み出すきっかけとなった発話」が抽出された。また, 科学的な概念を形成するためには, 「交流的な発話」や「処理が深い発話」が必要であるという結果を得た。これらより, グループ学習が効果を上げるためには「児童個々に考えを明確に持たせ, 話し合いではその考えの根拠をはっきり示させること」が必要であることが示唆された。そのためには「グループの受容的な雰囲気作り」や「話し合いを促進するために実物を使ったり, 描画などの会話の媒介となる道具を使用したりする」などの工夫が必要であることが明らかとなった。

Journal

  • Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University

    Bulletin of the Faculty of Education, Chiba University 53, 105-111, 2005-02

    Chiba University

Cited by:  4

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110004628742
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11868267
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    Journal Article
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    13482084
  • NDL Article ID
    7765655
  • NDL Source Classification
    ZV1(一般学術誌--一般学術誌・大学紀要)
  • NDL Call No.
    Z22-372
  • Data Source
    CJPref  NDL  NII-ELS  IR 
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