生ゴミ分別に対する住民意識と要因分析 : 栃木県茂木町を対象として

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  • ナマゴミ フンベツ ニ タイスル ジュウミン イシキ ト ヨウイン ブンセキ トチギケン モテギマチ オ タイショウ ト シテ

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抄録

本稿では、栃木県茂木町で取り組まれているリサイクルシステムを事例として、地域住民の生ゴミ分別への協力要因と要因連関構造について明らかにした。具体的には、(1)ロジットモデルを用いた生ゴミ収集への協力要因の解明、(2)POSA(Parial Order Scalogram Analysis)を用いた協力要因の構造の検討を行なった。分析データは茂木町在住の住民を対象に実施したアンケート調査の結果をもとにしている。明らかになった点は、次に示す通りである。第1に、生ゴミ収集の要因は、「他者がごみ収集に協力しているという意識」、「循環型社会の理解度」の二つである。逆に、非協力要因は、「会社員」、「小家族」、「大家族」である。第2に、POSAの結果、ゴミ分別収集への協力を効率的に促進するための手順として、まず「循環型社会の理解度」を高め、続いて「分別収集の手間」を緩和し、最後に「他者がゴミ収集に協力しているという意識」を高めるべきであることが明らかとなった。

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