ストレス研究の歴史的概観 : 労働ストレス研究の新しい視点を目指して A historical review of stress research : Toward a new perspective of occupational stress research

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抄録

本論は, 労働ストレス研究で扱うべき2つの新たな課題を示す。第1に, 労働ストレス研究が, ストレス・マネジメントだけでなく, ヒューマン・リソース・マネジメント, リスク・マネジメントの視点から総合的に労働ストレス問題を取り扱わなければならないということである。これら3つの視点を統合することの必要性を, 1)労働者の健康問題, 2)企業の経済的負担, 3)企業の安全配慮義務, 4), 顧客満足, の4点から説明した。第2に, 労働ストレス研究において, これまであまり扱われていない労働価値観を取り上げる必要があるということである。労働価値観はストレッサーに対する認知や対処行動の前提となる個人要因であり, ストレッサー-ストレイン関係に影響を及ぼす媒介要因として, 大きな意味を持つと考えられる。今後, これらの2つの課題が, 労働ストレス研究における新たな知見をもたらすだけでなく, 労働ストレス問題への新たな介入方策を提示できると考える。

収録刊行物

  • 広島大学マネジメント研究

    広島大学マネジメント研究 4, 195-208, 2004-03-19

    広島大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110004683325
  • NII書誌ID(NCID)
    AA11658355
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    13464086
  • NDL 記事登録ID
    6994725
  • NDL 雑誌分類
    ZE1(社会・労働--社会科学・社会思想・社会学)
  • NDL 請求記号
    Z71-F167
  • データ提供元
    NDL  NII-ELS  IR 
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