仙骨部褥瘡の観血的治療と機能的予後

書誌事項

タイトル別名
  • The Surgical Treatment and Follow Up Study of Sacral Decubitus Ulcers

この論文をさがす

抄録

仙骨部褥瘡に対して観血的治療を行なった26症例の機能的予後に検討を加え,術後経過ならびに合併症等の分析を行なった。現在我々は原疾患の種類,予後と褥瘡局所の大きさ,進行度に基づき,皮弁による修復を原則と考え,大殿筋皮弁,回転度弁+植皮術,局所皮弁による修復を使い分けている。我々は機能的犠性を最小限にすべきとの立場より,原疾患が全く回復の見込みない症例に限って大殿筋皮弁による修復を行なうことにしている。いずれの皮弁を用いた再建でも術後管理は,褥瘡予防と同様に最も重要な点と考えている。さらに,仙骨部褥瘡に対する術式の選択と現在の我々の仙骨部褥瘡に対する治療方針を述べた。

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ