日本人家系における感情障害の遺伝子連鎖解析

• 小林 優

  杏林大学保健学部・臨床遺伝学 慶応義塾大学医学部・分子生物学

• 南光 進一郎

  帝京大学医学部・精神神経学

• 蒲生 忍

  慶応義塾大学医学部・分子生物学

• 工藤 純

  慶応義塾大学医学部・分子生物学

• 清水 信義

  慶応義塾大学医学部・分子生物学

• 高沢 昇

  帝京大学医学部・精神神経学

• 風祭 元

  帝京大学医学部・精神神経学

• 古庄 敏行

  杏林大学保健学部・臨床遺伝学

書誌事項

タイトル別名

• Genetic Linkage Analysis on Affective Disorders

抄録

Egelandらは,感情障害を支配する遺伝子座位が11番染色体短腕末端部に存在すると報告した。日本人の同疾患においても11番染色体との連鎖が見られるか否かを検討するため,感情障害者を含んでいる2家系を対象として癌遺伝子c-Ha-ras-1,インスリン遺伝子との連鎖解析を行った。しかし,今回著者らが検討した家系では感情障害と癌遺伝子c-Ha-ras-1,インスリン遺伝子の連鎖は見いだせなかった。このことは感情障害に遺伝的異質性が存在することを示唆すると思われる。

収録刊行物

• 北里医学

  北里医学 19 (6), 583-586, 1989-12-31

  北里大学

キーワード

• affective disorders
• chromosome 11
• linkage
• c-Ha-ras-1
• insulin gene

詳細情報

• CRID: 1570854176971616256
• NII論文ID: 110004693834
• NII書誌ID: AN00052147
• ISSN: 03855449
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1990213652
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles