カルシウム負荷試験が存在診断,局在診断,術後評価に有用であった膵インスリノーマの1例  [in Japanese]

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Abstract

症例は39歳,女。反復する低血糖発作を主訴に入院した。空腹時血糖は45mg/dlで,IRI/PG比は0.29であったが,カルシウム(Ca)急速静注負荷試験ではIRIの異常増加反応(負荷前5→負荷後60秒84μU/ml)が認められインスリノーマと診断した。腹部超音波および腹部造影CT検査では膵に腫瘍像を認めなかったが,超音波内視鏡検査では膵頭〜体移行部に径1.3×1.4cmの腫瘍像を認めた。選択的動脈内Ca注入負荷試験では胃十二指腸動脈でのみIRIの異常反応(負荷前31→負荷後30秒660μU/ml)が認められ,腹腔動脈造影でも膵頭部に径1.5cmの腫瘍濃染像を認めた。腫瘍核出術を施行し,膵頭部の単一B細胞腺腫であることが確認された。術後のCa静注試験では,IRIの異常増加反応は認めなかった。本症例においてはCa急速負荷試験がインスリノーマの存在,局在診断および術後評価に有用であったと考えられた。

Journal

  • Kitasato medicine

    Kitasato medicine 27(3), 196-200, 1997-06-30

    Kitasato University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110004697005
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00052147
  • Text Lang
    JPN
  • ISSN
    03855449
  • Data Source
    NII-ELS 
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