札幌市における都市型農業の展開 : さっぽろとれたてっこ事業・サッポロさとらんど・さっぽろ農学校

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  • サッポロシ ニ オケル トシガタ ノウギョウ ノ テンカイ サッポロトレタテッコジギョウ サッポロ サ トラン ド サッポロノウガッコウ

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抄録

北海道(特に札幌市)においても、本州より遅れたとはいえ、都市型農業の展開が見られるようになってきた。具体的には、農家の直売、さっぽろとれたてっこ事業、さとらんど、さっぽろ農学校、いちごフェア等の事業である。さっぽろとれたてっこ事業は、市内農家の朝どり野菜を市場、小売店等の既存の流通ルートを利用して消費者に供給する事業である。さとらんどは、農業交流体験施設で、事業費250億円、面積102haにも及び交流、生産支援、酪農のゾーンに分かれ、年間40万人もの入園者がある。さっぽろ農学校では、農業に関心を持つ市民が2年間講習を受け、就農、さらにはNPO法人化を検討するまでになっている。いちごフェア等は、いちご、果樹生産者と商工業者、市民との交流を基礎においている。課題としては、札幌市の都市型農業は、どちらかと言えば行政主体で、農家側の活動が消極的であることが指摘される。この点の克服が必要である。

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