日本における百葉箱の歴史と現状について The History and Present Conditions of Instruments Screen in Japan

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抄録

日本における百葉箱の歴史と現状について調査した結果,以下のことが明らかになった.19世紀中頃のイギリスで開発が始まった百葉箱は,1874年に日本へ導入され,1875年からの観測に使用したものが最古の記録であり,1886年までに「百葉箱」と命名されていた.百葉箱の読み方は,「ひゃくようそう」と「ひゃくようばこ」が混在しているが,小学校理科教科書に関しては,1969年以降「ひゃくようばこ」もしくは振り仮名なしで統一されていた.百葉箱の現状であるが,現在,気象庁の観測では百葉箱は使用されておらず,教育現場においては,1953年の理科教育振興法公布以前から設置されている.また,その設置状況は,東京都のヒートアイランド観測を行っている106校の東京23区内の小学校に関して,設置地表面状態に関してはほとんどの学校が気象庁の設置方法に準拠しているものの,日当たりに関しては37%,風通しに関しては43%,扉の向きに関しては37%の学校しか準拠しておらず,設置基準全ての項目を満たしている学校は106校中4校のみであった.さらに,理科の授業における使用状況は32校中24校で使用しているものの,観測を実施している学校は2校のみであった.

収録刊行物

  • 天気

    天気 53(4), 265-275, 2006-04-30

    日本気象学会

参考文献:  44件中 1-44件 を表示

被引用文献:  1件中 1-1件 を表示

キーワード

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110004719615
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00151568
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    ART
  • ISSN
    05460921
  • NDL 記事登録ID
    7943658
  • NDL 雑誌分類
    ZM43(科学技術--地球科学--気象)
  • NDL 請求記号
    Z15-35
  • データ提供元
    CJP書誌  CJP引用  NDL  NII-ELS  NDL-Digital 
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