韓国「文化通り」のフットスケープデザインの現況と分析 : 地域的・親環境的フットスケープデザイン開発のための研究(2)

書誌事項

タイトル別名
  • Survey of Existing Conditions about Footscape Design of "Munkha keori" in South Korea : Study of Region Characterized and Environment-conscious Footscape Design (2)

この論文をさがす

抄録

韓国では1990年から地域の象徴通りとして「文化通り」での整備が進んでいる。本研究では、「文化通り」の街路空間特性の考察、ならびに、完工済みである「文化通り」の現地調査と自治体管理者へのインタビュー調査から舗装面の物理的形態と通りの利用特性について解析を行い、「文化通り」のフットスケープデザインについて総合的な考察を行った。現状では、ローリング工法であるアスファルト舗装と経済的なセメントブロック舗装が大部分を占めており、歩車共存、施工の容易性、経済性が優先されている。美的配慮や地域特性の表現、環境親和へ配慮がなされたフットスケープデザインは少ない。一方で、「文化通り」は地域の要所に設定され人通りも多く、半数の箇所でイベントも開かれていることが確認された。「文化通り」のフットスケープデザインおいては地域のアイデンティティの表現が強く求められ、ブロック舗装をはじめとした多様なパターン展開を容易とする舗装を積極的に活用することが有効である。

収録刊行物

  • デザイン学研究

    デザイン学研究 53 (1), 59-68, 2006

    一般社団法人 日本デザイン学会

参考文献 (8)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680386610048
  • NII論文ID
    110004737734
  • NII書誌ID
    AN00150292
  • DOI
    10.11247/jssdj.53.59_1
  • ISSN
    21865221
    09108173
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ