乳癌組織におけるVascular Endothelial Growth Factor-C (VEGF-C)の免疫組織化学的発現とリンパ管侵襲

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タイトル別名
  • The Immunohistochemical Expression of Vascular Endothelial Growth Factor-C (VEGF-C) and Lymphatic Vessel Invasion in Breast Cancer Tissues
  • ニュウガン ソシキ ニ オケル Vascular Endothelial Growth Factor C VEGF C ノ メンエキ ソシキ カガクテキ ハツゲン ト リンパカン シンシュウ

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抄録

生検時にリンパ節転移しそうな予後不良群を選別することができれば,早期に適切な症例に対して効率よく治療を施行することが可能である。本研究は,リンパ管新生と関係するvascular endothelial growth factor (VEGF-C)について,乳癌におけるVEGF-C発現とリンパ管侵襲について検討を行った。その結果,多くのリンパ管侵襲例において,VEGF-C陽性発現の乳癌細胞が確認され,VEGF-C発現とリンパ管侵襲との間で有意差が認められた(p<0.001)。このことは,乳癌細胞が産生するVEGF-Cが,リンパ管侵襲やリンパ節転移無しの症例においても,リンパ節転移を予測しうる有用な因子となり得ることが示唆された。

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参考文献 (29)*注記

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