米国の粒子状物質に係る環境基準の改定提案の概要―PM2.5のより厳しい基準値と新しくPM10‐2.5の基準値の設定提案―

書誌事項

タイトル別名
  • ベイコク ノ リュウシジョウ ブッシツ ニ カカワル カンキョウ キジュン ノ カイテイ テイアン ノ ガイヨウ PM2 5 ノ ヨリ キビシイ キジュンチ ト アタラシク PM10 2 5 ノ キジュンチ ノ セッテイ テイアン
  • PM<SUB>2.5</SUB>のより厳しい基準値と新しくPM<SUB>10-2.5</SUB>の基準値の設定提案

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抄録

米国環境保護庁は, 2004年10月に, Air Quality Criteria for Particulate Matterの最終版を公表し, これに基づき2005年6月にはスタッフ・ペーパーが公表され, これらを参照して, 2006年1月17日付けのFederal Register (FR) で粒子状物質の環境基準の改訂の提案を行った. この改訂は, 現行のPM2.5の24時間の基準値である65/μg/m3では, 公衆の健康を適切に保護できないとして35/μg/m3に下げること, および新たにPM10-2.5のthoracic coarse particles (吸入性粗大粒子) の基準を設定することを提案している. 現在パブリック・コメントを募集中で, EPAは, 2006年10月には最終決定する予定である. そこで何故, PM2.5, の基準を厳しくし, さらに新たにPM10-2.5の基準を設定することになったのかをFRを基に解説した.

収録刊行物

  • 大気環境学会誌

    大気環境学会誌 41 (5), A55-A68, 2006

    公益社団法人 大気環境学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (36)*注記

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