宇宙磁場 : 初期宇宙における密度ゆらぎの化石(最近の研究から)

• 高橋 慶太郎

  プリンストン大学

• 市來 淨與

  東京大学初期宇宙研究センター

• 杉山 直

  名古屋大学大学院理学研究科

書誌事項

タイトル別名

• Cosmological Magnetic Field : A Fossil of Density Perturbations in the Early Universe
• 最近の研究から 宇宙磁場:初期宇宙における密度ゆらぎの化石
• サイキン ノ ケンキュウ カラ ウチュウ ジバ ショキ ウチュウ ニ オケル ミツドユラギ ノ カセキ

抄録

宇宙の様々な系に存在する磁場がいつ・どのようにして生成されたのかは宇宙論の大きな謎の一つである.我々はこれまで小さいために無視された効果を考慮することによって宇宙初期の密度ゆらぎが磁場を生成することを示した.ゆらぎの時間発展を数値計算で追うことによって磁場スペクトルを精密に評価した結果,宇宙のあらゆるスケールで磁場は生成されることを示した.これこそが,銀河に普遍的に存在する磁場の起源であるかもしれない.

収録刊行物

• 日本物理学会誌

  日本物理学会誌 61 (9), 666-670, 2006-09-05

  一般社団法人 日本物理学会

詳細情報

• CRID: 1390855190145496576
• NII論文ID: 110004793325
• NII書誌ID: AN00196952
• DOI: 10.11316/butsuri.61.9_666
• ISSN: 24238872
• ISSN: 00290181
• NDL書誌ID: 8036387
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8036387
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可