READ飛行実験での高々度取得スペクトルについて

• 松田 淳

  宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部

• 大津 広敬

  静岡大学

• 藤田 和央

  宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部

• 鈴木 俊之

  宇宙航空研究開発機構総合技術研究本部

• 澤田 恵介

  東北大学

• 安部 隆士

  宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究本部

書誌事項

タイトル別名

• Spectra Observed at READ Flight Experiment at High Altitude

抄録

USERSミッションでは再突入フェーズを利用して,再突入時に発生する衝撃層内の輻射光の分光スペクトル取得実験が行われた.再突入カプセルの先端ノーズ部半径は0.55mで,再突入速度は約7.5km/sであった.高度約90km付近で取得されたスペクトルからは,従来の予測では考慮されていなかったOH,NH,CH等のアブレータと大気構成化学種との反応生成化学種からの発光が支配的であった.そこで,アブレーションを考慮したCFD解析を行い,その影響についての評価を試みた.その結果,壁面付近ではアブレータ起源化学種と大気構成化学種の反応化学種からの発光が無視できないほどの強度になることが示唆された.

収録刊行物

• 宇宙航空研究開発機構研究開発報告

  宇宙航空研究開発機構研究開発報告 5 1-18, 2006-03

  宇宙航空研究開発機構

詳細情報

• CRID: 1570291227027340672
• NII論文ID: 110004833457
• NII書誌ID: AA1192675X
• ISSN: 13491113
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • CiNii Articles