書誌事項
- タイトル別名
-
- A New Calyptogena Clam (Bivalvia: Vesicomyidae) from the Southwest Pacific
- new Calyptogena clam Bivalvia Vesicomyidae from the Southwest Pacific
この論文をさがす
抄録
シロウリガイ属はこれまで北東・北西太平洋から多様の種類が知られてきたが,南西太平洋からはニュージーランド沖とラウ海盆からこの属の出現が予報的に報じられているのみで,分類学的な詳細は公表されていない。ところが,1994年にドイツのゾンネ号が行ったニューアイルランド海盆の調査中,リヒル島沖のエジソン海山から本属の標本を採集していた。今回その後同地点から採集された標本の形態学的および分子系統学的研究(Kojima et al.,未発表)を行った結果,我が国本州沖の南海トラフに棲むナンカイシロウリガイに近似の未記載種であることが判ったので記載した。Calyptogena(Archivesica) edisonensis n. sp.エジソンシロウリガイ(新種・新称)殻長99.8mm(ホロタイプ)。殻頂は前方1/4〜1/5くらいに偏っていて,殻の後域は僅かに広がる。殻皮は薄く,殻頂域では剥離している。〓歯は放射状。浅い殻頂下洞がある。前足牽引筋痕は明らか。エジソン海山の水深1450m。あらゆる点でナンカイシロウリガイに似るが,ナンカイシロウリガイでは前足牽引筋痕が深い孔状になる特異性がある。
収録刊行物
-
- Venus (Journal of the Malacological Society of Japan)
-
Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) 63 (1-2), 29-32, 2004-06-30
日本貝類学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390845712998896000
-
- NII論文ID
- 110004848852
- 10013453589
-
- NII書誌ID
- AA11565254
-
- ISSN
- 21897697
- 13482955
-
- NDL書誌ID
- 7053305
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可