「日本の長鼻類化石」とそれ以後(<特集>日本および周辺域の長鼻類化石研究の現状)

書誌事項

タイトル別名
  • On Japanese Proboscidean Fossils and views of the studies after that(<Special issue>Recent Progress in Studies on Japanese Proboscidean Fossils)
  • 「日本の長鼻類化石」とそれ以後
  • ニホン ノ チョウビルイ カセキ ト ソレ イゴ

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抄録

「日本の長鼻類化石」と,その出版後10年の研究の進展についての展望をまとめた.同書は,主に長鼻類団研のメンバーの研究成果によるものであり,その研究については,長鼻類研究の金字塔とされているH.F. OsbornのProboscideaの出版された1936年以後での位置付けを最初に述べた.出版後の研究の展開については,ナウマンゾウとステゴンについての諸問題をとをとりあげ,前者については系統分類,変異,年代と分布,マンモスとの関係;後者については系統分類,生層序と生物地理,足跡化石について,J. ShoshaniとP. Tassy編のProboscideaなどとの関係で,現状と問題点についての見解を述べた.また,長鼻類についての研究と博物館の活動との関係:展示,標本管理,復元,研究史の扱いについての検討も行われた.さらに,センダイゾウ"Trilophodon" sendaicus Matsumoto 1924についての再記載が付記としてつけ加えた.

収録刊行物

  • 地球科学

    地球科学 54 (4), 211-230, 2000

    地学団体研究会

参考文献 (103)*注記

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