仙台平野における歴史時代の海岸線変化 Marine Regression During the Historical Time in Sendai Coastal Plain, Northeastern Japan

この論文にアクセスする

この論文をさがす

抄録

仙台平野の浜堤列は従来4列に大別されるが,最も海側に位置する第III浜堤列は,さらに細分できる。本研究では,細分した浜堤列の形成時期について,放射性炭素年代測定,テフラおよび史跡の分布状況に基づいて推定した。さらに,浜堤列の分布や形成時期から,歴史時代における海岸線の変化を考察した。第III浜堤列は,陸側から順に,第IIIa浜堤列,第IIIb浜堤列,第IIIc浜堤列に細分され,それぞれの形成開始時期は,約1,300cal.BP,約1,100cal.BPおよび約350cal.BP以前である。歴史時代以降の海岸線の変化には地域差があり,阿武隈川以南の地域において海岸線が顕著に前進した。第IIIa浜堤列形成期には仙台平野全域で海岸線が急速に前進しており,その要因として,流入河川および平野南方からの土砂供給量の増加,もしくは供給される土砂の質の変化が考えられる。

収録刊行物

  • 鹿児島大学教育学部研究紀要. 自然科学編

    鹿児島大学教育学部研究紀要. 自然科学編 57, 1-8, 2006-02-28

    鹿児島大学

被引用文献:  3件中 1-3件 を表示

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    110004994297
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00408518
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    雑誌論文
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    03896692
  • NDL 記事登録ID
    8088129
  • NDL 請求記号
    Z14-89
  • データ提供元
    CJP引用  NDL  NII-ELS 
ページトップへ