総論:情報を捨てる。情報を残す。 : アーカイブズの評価選別論の視点から(<特集>資料・データを捨てる)

書誌事項

タイトル別名
  • What piece of information and how should we select for archival preservation or destruction? : A view from the perspective of archival appraisal theories(<Special feature>Disposal of documents and data)
  • 情報を捨てる。情報を残す。--アーカイブズの評価選別論の視点から
  • ジョウホウ オ ステル ジョウホウ オ ノコス アーカイブズ ノ ヒョウカ センベツロン ノ シテン カラ

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抄録

大量に生み出される情報のうち,何を残し,何を捨てるべきなのか。組織の活動の証拠として作成される記録の中から永久的に保存すべきものを選び出すアーカイブズの世界の評価選別論を紹介する。第三者の利用価値を重視したシェレンバーグ,記録作成時の社会の価値観を分析するよう説いたブームスらの議論のほか,「マクロ評価選別」論を概観する。また,近年注目されている「レコード・コンティニュアム」の理論やそれを実践的方法論に変換したDIRKS方法論,さらに,アカウンタビリティを記録管理の目的として位置づけるISO15489について検討する。その上で,組織がアカウンタビリティや透明性を求められる現代社会において,記録や情報をどのように評価選別すればよいのか,その基本的な在り方を論じる。

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参考文献 (12)*注記

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