孔子の倫理哲学論(1) : 道徳論を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • Confucius' Philosophical Theory of Ethics (1) : Attaching Importance to His Theory of Morality
  • コウシ ノ リンリ テツガクロン 1 ドウトクロン オ チュウシン ト シテ

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抄録

P(論文)

この論説は,目次,I序論,II本論,第1節孔子の学,第2節孔子の道,第3節孔子の徳,第4節孔子の善,第5節孔子の天,III結論,から成立している論文(注付)である。孔子の学,道,徳,善や天とは何かを問題にしてみた。それらの根拠として,儒学における『論語』や『孟子』,『荀子』などの出典を提示して,各々の内容を分析や総合し問題にしてみた。また,中国古代,周の春秋時代,孔子は,仁,義,礼,知,信や愛はもとより,なぜそれら学,道,徳や善,さらに,天などの倫理(Ethics),道徳哲学(moral philosophy)を主張したのかを問題にし,吟味してみたのである。つまり,孔子の倫理哲学は,人間としての基本的な理念(Idee)ではなかろうか,ということをロゴス(logos)的に体系付けて,その意義と価値を多少なりとも考察した論説である。

収録刊行物

  • 千葉商大紀要

    千葉商大紀要 43 (3), 83-99, 2005-12-31

    市川 : 千葉商科大学国府台学会

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