タンパク質の光誘起結晶化(<特集>バイオ・有機材料研究の最新動向)

• 奥津 哲夫

  群馬大学工学部応用化学科

• 平塚 浩士

  群馬大学工学部応用化学科

書誌事項

タイトル別名

• Light-induced Nucleation of Proteins(<Special Issue>Recent Research Development in Bio-Organic Materials)
• タンパク質の光誘起結晶化
• タンパクシツ ノ ヒカリ ユウキ ケッショウカ

抄録

光化学反応をきっかけとしたタンパク質の結晶化,特に核形成について述べる.光化学反応により,タンパク質を構成するアミノ酸の特定の箇所がラジカル化することを見いだした.このラジカル同士が共有結合することにより二量体が形成される.この光化学反応により形成された安定な二量体が,核形成の初期段階で形成される分子間力で形成された小さく不安定なクラスターと同じ役割を果たすことにより,核形成が促進されると考えられる.

収録刊行物

• 日本結晶成長学会誌

  日本結晶成長学会誌 33 (5), 366-374, 2006

  日本結晶成長学会

詳細情報

• CRID: 1390001205898354688
• NII論文ID: 110006154876
• NII書誌ID: AN00188386
• DOI: 10.19009/jjacg.33.5_366
• ISSN: 21878366
• ISSN: 03856275
• NDL書誌ID: 8630720
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8630720
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可