CFDによる人工魚礁周りの流れ解析

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  • CFD ニ ヨル ジンコウギョショウマワリ ノ ナガレ カイセキ

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抄録

日本では沿岸漁場整備事業によって多数の人工魚礁が沈設されている。しかし魚類の蝟集メカニズムは未だ解明されていない。本研究では人工魚礁によって作られる流動環境に着目し、蝟集要因の知見を得るため、CFD(Compuaional Fluid Dynamics:数値流体力学)を用いて人工魚礁が作り出す流れ構造について解析を行った。解析を行った結果、人工魚礁後方には2つのパターンがあることが分かった。一つは縮流が形成されること、もう一方は滞留し渦が作られることである。マダイが蝟集した際の人工魚礁周りの流れは、前者である。マダイは幼魚より走流性を持ち合わせるため、緩慢な流れにできる縮流がマダイの蝟集に影響したことが示唆された。

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