日本と韓国のソブリン格付に関する検証(セッション1)

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タイトル別名
  • Assessment on the Sovereign Ratings of Japan and the Republic of Korea

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抄録

90年代の終わりから2002年にかけてムーディーズ社が日本の国債(負債)の格付を継続的に引き下げ,大きな社会的問題となった.本研究では,まず,ソブリン(国の)格付を,自国通貨建て格付と外貨建て格付に区別する.次に,社債に関する倒産確率の計量モデルであるMertonモデルを,自国通貨建てと外貨建ての相違点を反映したソブリンリスクの計量に効果的に適用する手法を示す.提案手法を用いて大手格付機関が与えるソブリン格付に関する特徴,妥当性などを検討する際には,アジアの中で日本と発展段階が比較的近い韓国を取り上げて日本との比較も合わせて行う.分析結果によれば,日本のソブリン格付は概ね妥当と思われる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452057441792
  • NII論文ID
    110006164303
  • NII書誌ID
    AA12055912
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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