拡張順序に基づく可能性評価

• 井田 正明

  大学評価・学位授与機構 評価研究部

書誌事項

タイトル別名

• Possibility Evaluation based on Extended Ordering
• カクチョウ ジュンジョ ニ モトズク カノウセイ ヒョウカ

抄録

人間が行う種々の評価の根底をなす主観の曖昧さの取り扱いは，ファジィ理論が提唱されるもととなった重要な課題である．これに関連する研究分野としては，意思決定，測度，データ解析，情報検索，心理，感性工学やヒューマンコンピュータインタラクションなど多岐にわたる．評価方法の数理的解釈はそれら研究の基盤として重要な位置を占めている．ファジィ理論の中で可能性（および必然性）評価は曖昧さを含んだ状況における曖昧な目標の達成度に対する評価方法として利用されてきた．しかしながら，その評価方法の数理的解釈は十分ではなかった．本論文では，社会的選択理論における拡張順序に基づいて可能性評価および必然性評価を定義しそれらと等価な条件を導き出す．これにより可能性評価および必然性評価の適用条件を明らかにするとともに評価間の順序関係について論じる．

収録刊行物

• 知能と情報

  知能と情報 19 (1), 41-46, 2007

  日本知能情報ファジィ学会

キーワード

• 拡張順序
• 可能性評価
• 可能性測度
• 序数効用
• 必然性評価

詳細情報

• CRID: 1390282680162919936
• NII論文ID: 110006218758
• NII書誌ID: AA1181479X
• DOI: 10.3156/jsoft.19.41
• ISSN: 18817203
• ISSN: 13477986
• NDL書誌ID: 8716130
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8716130
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可