筋萎縮性側索硬化症在宅人工呼吸療養者の社会参加としての外出を促進する要因の分析

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タイトル別名
  • Facilitating factors of participation in outside activities by people with Amyotrophic Lateral Sclerosis depending on Home Mechanical Ventilation in Japan.
  • キン イシュクセイ ソクサク コウカショウ ザイタク ジンコウ コキュウ リョウヨウシャ ノ シャカイ サンカ ト シテノ ガイシュツ オ ソクシンスル ヨウイン ノ ブンセキ

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抄録

本研究は,在宅人工呼吸療養者の自由な社会参加を促進する支援システムの構築に資することを目的に, ALS在宅人工呼吸療養中の477名に対する質問紙調査により,外出実施に影響する要因を検討した。分析対象とした気管切開式人工呼吸療養者289名のうち,228名(78.9%)が外出経験を持ち,調査時の外出頻度は,「2〜3ヵ月に1回」以上が122名(42.2%),「半年に1回以下・していない・未経験」167名(57.8%)であった。外出頻度が高くなるほと≒外出はより活動性に富んでいた。「2〜3ヵ月に1回」以上の外出をしているか否かを目的変数に,まず単変量解析を行い,次いで有意差の得られた項目を説明変数として,多重ロジスティック回帰分析を行った。その結果,外出実施に独立して影響を与える要因として,外部バッテリーの所有,療養者の外出希望,意思伝達装置の利用,外出先のバリアフリー,訪問看護支援があげられ,これらに対する支援の必要性が示唆された。

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