金ナノ粒子を利用する増感化学センサー技術

  • 長岡 勉
    大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター
  • 椎木 弘
    大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター
  • 床波 志保
    大阪府立大学産学官連携機構先端科学イノベーションセンター

書誌事項

タイトル別名
  • Highly Sensitive and Selective Chemical Sensing Techniques Using Gold Nanoparticle Assemblies and Superstructures
  • 分析化学総説 金ナノ粒子を利用する増感化学センサー技術
  • ブンセキ カガク ソウセツ キン ナノ リュウシ オ リヨウスル ゾウカン カガク センサー ギジュツ

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抄録

金属ナノ粒子は最近特に注目を集めているナノ材料の一つである.金属ナノ粒子,特に金のナノ粒子は高い発色性,安定性という分析化学の要件を満たし,顕微鏡マーカーや診断キットなどの広い分野で使用されてきた.また,化学センシングの分野においても最近10年間に新しい技術が数多く報告されている.このように金属ナノ粒子は分析化学にとって必要不可欠な材料となりつつあるが,この論文では特に金ナノ粒子の分析化学的応用に関して現状と課題,将来展望について解説する.まず,金ナノ粒子の持つ特徴を解説し,増感機能,電子的特異機能の発現に着目して論ずる.更に,最近注目されている分子デバイスの作製に対する展望についても解説する.<br>

収録刊行物

  • 分析化学

    分析化学 56 (4), 201-211, 2007

    公益社団法人 日本分析化学会

被引用文献 (9)*注記

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参考文献 (197)*注記

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