規範の社会学(2)

• 友枝 敏雄

  九州大学大学院人間環境学研究院

書誌事項

タイトル別名

• A Sociological Study on Norm (2)
• キハン ノ シャカイガク 2

抄録

規範が慣習、道徳、法の3つからなることを明らかにした後、規範が、正常と異常、合法と不法、健康と病気、善と悪といった二項対立の空間を、社会に生み出すことを示す。つぎにヨーロッパにおける近代の起源に4つのメルクマールがあることを示した上で、社会の4つの領域における作動メカニズムとして、資本主義、民主主義、近代科学と技術、近代的人間類型があることを明らかにする。さらに近代社会における機能分化と個人主義の原理にもとづいて発生する秩序問題の解法を、パーソンズ、ルーマンの学問的貢献を通してあとづけた上で、社会秩序の中核をなす自由および正義への道程を模索する。

収録刊行物

• 人間科学共生社会学

  人間科学共生社会学 5 17-38, 2006-02-10

  九州大学大学院人間環境学研究院

キーワード

• 社会秩序
• パーソンズ
• ルーマン
• 自由と正義

詳細情報

• CRID: 1390853649765802880
• NII論文ID: 110006263624
• NII書誌ID: AA11519621
• ISSN: 13462717
• DOI: 10.15017/8035
• HANDLE: 2324/8035
• NDL書誌ID: 7903725
• Web Site: http://id.ndl.go.jp/bib/7903725
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I7903725
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用可