書誌事項
- タイトル別名
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- A case of chronic expanding hematoma of the thorax compressing the mediastinum
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抄録
症例は72歳男性.19歳時結核性胸膜炎の既往あり.61歳時に右胸部異常陰影を指摘され,前医にて経過観察されていた.陰影が徐々に増大し,6ヵ月前から労作時呼吸困難を自覚するようになった.病変は最大径19cmで右胸腔内より縦隔を圧迫するように存在していた.病変内部の経皮生検では陳旧性の凝血塊を認めた.総合的な判断よりChronic expanding hematomaと診断し血腫摘出手術を施行した.血腫を被膜の外側で剥離し,炎症性癒着の強固な中下葉および横隔膜を合併切除した.横隔膜はポリプロピレンメッシュを用いて再建した.術後経過良好で労作時呼吸困難は軽減し,呼吸機能は術前より改善した.
収録刊行物
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- 日本呼吸器外科学会雑誌
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日本呼吸器外科学会雑誌 21 (2), 129-132, 2007
特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679338426240
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- NII論文ID
- 110006271914
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- NII書誌ID
- AN10467885
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- ISSN
- 18814158
- 09190945
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可