健康開発と社会人類学・医療人類学  [in Japanese]

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Abstract

熱帯医学の進展は熱帯途上国の健康開発 Health Development に関連する。近年盛んに提唱されている人間の安全保障の一つが生存と保健・医療分野であり,それは地域あるいは国家の Health Development の問題である。健康開発は地域住民の健康水準を良くすることが目標であるが,そのためにはその地域の人々の生活と価値観を理解し,健康・医療の概念を理解する必要がある。また,健康開発がもたらす社会への影響,人々の考え方,健康観・医療観・死生観の変化までとらえなければならない。換言すれば熱帯医学は disease(疾患)のみを扱うのではなく illness(やまい),sickness(病気:社会の文脈の中で人が病むということ)を扱うことが大切であり,それが熱帯医学を国際保健に活かす方略である。(門司他,2002)。これらの点を熱帯医学者,社会・文化人類学,医療人類学の間で議論し,論点を整理することを目的とし,2006年10月に長崎で開催された第47回日本熱帯医学会・第21回日本国際保健医療学会合同大会において,国立民族学博物館と合同でシンポジウム「文化人類学は医療協力の役に立つのか?-医療従事者と人類学者の対話にむけて」を開催した。

Journal

  • 長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集

    長崎大学熱帯医学研究所共同研究報告集 18, 33-34, 2006

    Nagasaki University

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    110006311425
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN10391375
  • Text Lang
    JPN
  • Data Source
    NII-ELS 
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