機械・構造物の経年劣化と非破壊検査(社会の安全を守る検査システム)

• 本田 尚

  労働安全衛生総合研究所

書誌事項

タイトル別名

• Non-Destructive Inspections for the Aging Degradation of Machinery and Structures(Inspection Systems for Maintaining Social Safety)
• 機械・構造物の経年劣化と非破壊検査
• キカイ コウゾウブツ ノ ケイネン レッカ ト ヒハカイ ケンサ

抄録

天井クレーンや鋼製橋梁,化学プラントなど大型の機械・構造物は,長期間にわたって使用するため,経年劣化が問題となる.経年劣化の中でも金属疲労は,機械・構造物の破壊原因の60〜70%を占めるといわれている.そこで,金属疲労という現象について簡単に紹介し,これを検出するための非破壊検査法として,広く一般に用いられている(a)放射線透過法,(b)超音波探傷法,(c)磁粉探傷法,(d)浸透探傷法,(e)渦流探傷法について,その検出原理と主な適用対象物を紹介した.また,近年活発な研究が行われ,建物外壁の剥離検出,プラントにおける異常発熱・流体漏洩検出,電子回路の異常検出など,幅広い分野で利用されている赤外線サーモグラフィーを用いた非破壊検査法(サーモグラフィックNDT)について,原理と適用事例を紹介した.

収録刊行物

• 日本信頼性学会誌　信頼性

  日本信頼性学会誌　信頼性 29 (6), 350-357, 2007

  日本信頼性学会

詳細情報

• CRID: 1390282679430067456
• NII論文ID: 110006390609
• NII書誌ID: AN10540883
• DOI: 10.11348/reajshinrai.29.6_350
• ISSN: 24242543
• ISSN: 09192697
• NDL書誌ID: 8945220
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I8945220
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可