Game analyses for offensive pattern with a longitudinal pass in soccer : Pay attention to "a pass of forward pass to feet", "a pass to a back of defender" and "power play"(Summaries of the master's thesis)

  • Kawamura Naoki
    Graduate School of Health and Sport Sciences, Osaka University of Health and Sport Sciences

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Other Title
  • サッカーにおける縦パスを用いた攻撃展開についてのゲーム分析 : くさびのパス、DF裏のパス、パワープレーに着目して(平成16年度大学院スポーツ科学研究科修士論文要旨)

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Abstract

本研究は、サッカーの戦術や攻撃展開の組み立てにおいて重要視されているダイレクトプレーの実践に焦点をあて、くさびのパス、DF裏のパス、パワープレーの3系統のパスをどのように用いると有効であるのかを検討し、指導現場における基礎的資料を得ることを目的とした。分析対象は2004年度関西学生サッカー1部リーグに所属した10チームで、試合数は86試合である。分析項目は3系統のパス成功率およびシュート出現率の比較、3系統のパスそれぞれについてのパスを出したエリア、受けたエリアのエリア別パス成功率およびエリア別シュート出現率の比較である。分析の結果以下のことが明らかとなった。(1)くさびのパスは3系統のパスの中で最も成功率は高いが、シュート出現率は最も低い。また、パスを出すエリアや、受けるエリアによって成功率に差はない(50%以上)。(2)DF裏のパスは、成功率が低いが、シュート出現率は最も高い。パスを出すエリア、受けるエリアで成功率やシュート出現率に差があり、特にAttacking Thirdでの成功率、シュート出現率が高い。(3)パワープレーは成功率、シュート出現率ともに低い。また、パスを出すエリア、受けるエリアによって成功率やシュート出現率に差はない(約30%)。以上のことから、ダイレクトプレーを実践するためには、まずDF裏のパスを狙うべきであると考える。それが出来ない場合、くさびのパスを用いてゴールに近づきながら、再びDF裏のパスを狙うことが重要となる。特にAttacking Thirdでは積極的にチャレンジすべきである。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1570854177313352448
  • NII Article ID
    110006454820
  • NII Book ID
    AN00029848
  • ISSN
    02891190
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • CiNii Articles

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